当ブログにご来訪いただき、ありがとうございます。このブログでは以前から、弱い部分を積極的に公開するようにしています。それには筆者なりの理由があります。
弱さって公開するの恥ずかしいよね……
私もそう思っていたのだけど、とある理由があって……
私は20歳の頃から「言いっぱなし聞きっぱなし」のルールのある、病院のプログラムや自助グループのミーティングに出席し、いろいろな方の話を聞き、自分も話してきました。
聞き手は話されたことに対してコメントや助言、否定をしないことがルールなので、話し手は否定などを恐れずに安心して自分のことを話せる訳です。
そして、話された内容は外部に一切漏らさないというルールもあります。
人の弱い部分を聞いてどんな気持ちになった?
すごくいろいろな感情になるよ!
「一人じゃない」と励まされること、そういう考えや感じ方もあるのだと気づきになること、過去の自分と重なること、今その言葉が欲しかったと感謝すること……本当にいろいろな感情になりました。
初めてお会いした方に「話してくれてありがとう」と、泣きながら言われたこともありました。
そういう時、「話してよかった」と思うと同時に、「自分の弱さや辛かった経験が、誰かの糧になればこんなに嬉しいことはない」と思いました。
99人にどう思われても、たった1人に届けばいいと思っていつもブログを書いています。
人の弱さも自分の弱さも糧になるね!
前置きが長くなりましたが、お盆前に私にはこんなが恐怖や不安がありました。
50分もバスに乗るから、満員だったら不安。閉塞感を感じてパニックを起こしたら、周りの方に迷惑をかけてしまうのではないか。最悪、タクシーに2人で乗るしかない。でも、下山後だってタクシーにお金がかかるのに、そんなこと簡単にできない。
台風が近づいてきたら、稜線は風雨も強くなるのではないか。寝ている間に風雨が強くなったら怖い。縦走はエスケープルートが取りづらいし、日帰り登山と違って山の規模が大きいし、荷物が重いから簡単に下れなくて不安。
バスでパニックを起こす想像と、テントが風雨にさらされる想像、不安になりながら稜線を歩く想像は、大げさでなく100回ずつぐらいしました笑
想像ほどではないにしろ、実際に過去に似たような経験はありました。
また、バスに乗る練習は事前に数回したのですが、そこまで混んでいなかったのと短時間だったので、「満員」と「50分乗る」いうのがかなりネックになっていたようでした。
恐怖や不安に固執したうつの脳はその時の記憶を想像で補完し、何回も何回も再現VTRのように見せてきます。まるでこれから体験するリアリティのある予知夢のように。
こんなに見せられたら、さすがに気持ちも失せるね……
再現VTRの電源を抜きたい!
このようにうつの脳に刷り込まれ、自分で自分を見事に洗脳してしまった訳ですが、どうやって解こうかを考えています。
すでに「うつ脳に洗脳されている」と俯瞰で見て気づいた時点で優勢ではありますが、最後まで恐怖と不安はしつこく残り、考え方や物の見方を変えるだけではそれを完全に抑えることができません。
せっかくこういう状況の時にブログをやっているので、抜け出すまでのプロセス(抜け出せないで長引く可能性も)を書いていけたらと思います。
このページのトップ画像は、白山で撮ったアザミとハチです。花は花粉を媒介してもらうため、ハチは蜜を集めるため、利害は違えどお互いのためになってます。私の弱さが誰かを力づけるものになったら嬉しいです。