山でのトイレ事情

登山のこと

当ブログにご来訪いただき、ありがとうございます。このページでは、山でのトイレ事情について書いています。登山ではトイレの問題は付きものなので、もっと山でのトイレの話をしましょう。

ぶーちゃん
ぶーちゃん

山は好きだけど、トイレだけは憂鬱って方もいそうだね……

ぽて
ぽて

全ての山に綺麗なトイレがあるわけじゃないもんね……

トイレがない山もたくさんありますし、山中で急にトイレに行きたくなるなんてこともありますよね。かといって、我慢するのは体にも悪いです。私はこんな対策をしていますというのを紹介できたらと思います。

事前にトイレの場所を確認しよう

「そんなの当たり前じゃないか」 と思われるかもしれませんが、実は落とし穴があります。私の経験からこんなことがありました。

  • 駐車場や山中に仮設トイレありと書いてあったのに、情報が古くて実際は使えなかった
  • トイレが冬季閉鎖されていた
  • ロープウェイ等の施設内のトイレで、営業時間外は使えなかった
  • 理由は不明だが、ドアに使用禁止を書いてあった

特に出発時は使おうと思っていたトイレが使えないのはダメージが大きいです。事前の下調べで、その山の最新情報入手しておくのは登山の鉄則ですが、その際にトイレ情報も併せて調べてことをおすすめします

また、電車で行かれる方は駅のトイレ、車で行かれる方は登山口近くの公衆トイレやコンビニで、第1回トイレを済ませておくと、使えなかった時のダメージが少なく済みます。

携帯トイレ+巻きスカート+ガベッジバッグを使おう

このセットを持っているだけで、「いつでもどこでも山や人に迷惑をかけずトイレができる」という安心が生まれます。(「どこでも」というのは語弊があるかもしれませんが、気持ち的にと言う意味で)

巻きスカートではなくて、1人用ツエルトを使うという方法もあるのですが、私のツェルトは黄色で目立つので、 目立たない場所なら巻きスカートで充分かなと思っています。どうしても人目についてしまう場所でトイレをせざるを得なければ、ツエルトを使うかもしれません。

愛用の巻きスカート

画像引用 モンベル レインラップスカート https://www.montbell.jp

巻きスカートはモンベルのレインラップスカートを使っています。防水なので染み込んだりしなくて便利です。使用したら家で軽くゆすいだ後に洗濯機で洗えます。小さく収納できるので持ち歩きに便利です。

※ネット使用洗濯で脱水NGです

愛用のガベッジバッグ

画像引用 モンベル O.D.ガベッジバッグ4L https://www.montbell.jp

ガベッジバックもモンベルのものを使っています。私の持っているのは1つ前のものでネイビー(4L)です。現在は新しい色と容量(4Lと8L)の展開があります。外付けにしてもバックルでしっかり固定してくれるので、落下の心配がありません。

画像引用 モンベル O.D.ガベッジバッグ8L https://www.montbell.jp

今は8Lのものしか下のバックルが付かなくなったようです。日帰りだと4Lで十分なのですが、テント泊の時は足らなかったので8Lの登場は胸が熱いです。

携帯トイレ量産の仕方

携帯トイレは100円ショップでも売ってますが、1つ110円します。 値段が高いほど使うのを躊躇しますし、どうしてもの時の緊急用にしてしまうのではないでしょうか。

以下のもので、簡単に携帯トイレが量産できます

  • 安いジッパーバック(ジッパーは二重が安心)
  • 消臭袋
  • 高吸水性樹脂
  • ポケットティッシュ(1つは一緒に入れておくと安心)
高吸水性樹脂ニューゾーブ

高吸水性樹脂は3年前にAmazonで1kg1400円で買ったものなのですが、まだ半分はあります。小さじ大盛り2杯を小さなジップバックに入れています。小さなジップバックに個別にしておいてふりかけたほうがよく固まります。

ぶーちゃん
ぶーちゃん

小袋に入れると見た目が怪しいんですけど……

BOSという素材の生ゴミが臭わない袋

この消臭袋はペット用品やキッチン用品の売り場などにあります。袋自体が白いので目隠しにもなりますが、完全に色を隠しきれないのが難点。また、1枚10円ほどとちょっと高いです。

セリアの中身を見せない消臭バッグ

今はセリアでも消臭袋が売っていて、価格も1/2〜1/3以下な上にカラーもいろいろあって、「これで十分じゃん」と思いました。

臭いが気になる方にはお高めですが、びっくりするぐらい臭わないのでBOS素材の消臭袋がおすすめです

ポケットティッシュと丸めた携帯トイレ

こんな感じでガベッジバッグに入れておきます。ジッパー大と小を合わせて10円/枚、臭わない袋が10円/枚、高吸水性樹脂1回15gなので21円なので、40円ほどで作れます。材料費を削減すればもっと節約できます。

ぶーちゃん
ぶーちゃん

ジップバックにするの難易度高そう……

ぽて
ぽて

慣れれば全く造作ないです!

大にも対応できる用の携帯トイレ

画像引用 モンベル O.D.トイレキット https://www.montbell.jp/

さすがに上のものでは大きいほうには対応できないと思うので、一応これも紹介しておきます。モンベルからこういう大にも対応している携帯トイレが出ています。

私は3個入りを持っています。1つ330円するので作りがしっかりしています。1つはリュックに忍ばせておくと安心です。

大は小よりも持って帰るのに心のハードルが高いので、できればトイレでしたいものです。携帯トイレもなく、どうしてもの時の対処は後述します。

尿とりパットを使おう

以前、私はハーネスを装着して登る場合や、混雑が予想される山など、気軽にトイレができない可能性を考えて薄手のオムツをしていました。

画像引用 ユニ・チャーム https://jp.lifree.com/ja/home.html

写真はユニ・チャームのものを載せましたが、このような薄手でおしゃれなパンツタイプのものは増えています。

薄手でお尻のラインか気にならなかったり、パンツ感覚で履けるよう色のバリエーションもあったりします。写真のものは150ccを2回吸収できます。

1つ100円前後なので、高いのか安いのか微妙なラインです。さらに金銭的にお手軽に使えるのが尿取りパットです。私も最近はこちらを使っています。

画像引用 ユニ・チャーム https://jp.lifree.com/ja/home.html

写真のものは1枚60円前後です。尿取りパットはユニ・チャームだと最大300cc吸収のものまであるので、薄手おむつ並みの吸収力です。

画像引用 ユニ・チャーム https://jp.lifree.com/ja/home.html

筆者が女性なので女性用を例に挙げましたが、もちろん男性用もあります。かっこいいデザイン。

1回の尿量は正常であれば150cc〜200cc程度のようですので、心配な方は220cc以上対応のものを買っておくと安心だと思います。

ぽて
ぽて

ナプキンでもいいと思ってるそこのあなた、餅は餅屋ですよ!

ぶーちゃん
ぶーちゃん

こんなところでそのことわざを聞くと思わんかった……

私も毎回使っている訳ではないのですが、「トイレに行けなくても大丈夫」という安心感が半端ないので、ここぞという時にはおすすめです。ただ、厳冬期の雪山は水分を吸収したポリマーが凍って、保冷剤と化すかもしれないので避けましょう。

それでもピンチな時は?(急な下痢など)

トイレの場所を確認したけれど、近くにない間に合わない場合は覚悟を決めます。沢や水場から離れた安全な場所を探して穴を掘ってします。ティッシュは消臭袋などに入れて持ち帰ります。

土などはかぶせない方が分解が早いようですが、もし他の人が立ち入る可能性があるようでしたら、多少落ち葉で隠したほうがいいかもしれないです。(しかし、あまりに隠し過ぎて踏んでしまうのも問題)

推奨するような言い方はしたくないのですが、致し方ない時は誰にでもあると思います。

ぶーちゃん
ぶーちゃん

最近はエベレストも排泄物持ち帰り義務化らしいね!

ぽて
ぽて

お花摘みやキジ撃ちが当たり前の時代から、山の常識は変わってるね!

私はとある人気の山の限界森林を超えたところ(ハイマツしかなく視界を遮るものがない)で、お腹が痛くなってしまい、「ストッパ下痢止め」を飲み、難を逃れたことがあります

薬で止めるのは身体にはあまりよくないかもしれないですが、本当にピンチの時は仕方ないです。

ぽて
ぽて

ストッパは水なしでも飲めます!私には救世主!

まとめ

山のトイレ事情について書いてきました。何か役に立つことがあれば嬉しいです。

「ゴミ拾いをすると根拠のない自信が持てる」と何かの本で読みましたが、携帯トイレなども同じようなもので、「山の神様はきっと見ててくれる」と勝手に解釈したりして、清々しい気持ちになったりします

これからも楽しい山トイレライフを楽しみましょう!

ぶーちゃん
ぶーちゃん

山トイレライフ、適当な締め方だな……

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