当ブログにご来訪いただき、ありがとうございます。このページでは、栃木県日光市にある太郎山と山王帽子山の登山レポートを書いています。2024年5月上旬の情報です。
今年絶対登りたいと思っていた太郎山に行けました!
よかったけど、2週間もブログ放置しやがって!
GW中はいつものルーティンと違い、すごく疲れやすかったのでブログをお休みしていました。やっと日常に戻り、ブログ投稿できて嬉しいです。
おすすめポイント
太郎山は栃木県日光市にある2367.7mの山です。 男体山と女峰山夫婦の長男であり、すぐ隣には長女の大真名子山と次女の小真名子山もあります。親しみを込めて「日光ファミリー」と呼ばれたりしています。
太郎山と小太郎山は360°の展望なので、日光ファミリー全山と日光白根山を見渡せます。
男体山(二荒山神社中宮祠から)と女峰山(霧降高原から)は過去に登ったのですが、太郎山もご両親に似てなかなかキツかったです。
太郎山は周回ルートを取ることができますが、林道や舗装路歩きが長くなるため、嫌な方はピストンがいいと思います。しかし、ピストンは距離は短いですが、山王帽子山を登り返すので、どっちもどっちです笑
林道と舗装路は足が痛くなるので勘弁して……
今回はあんたの希望でピストンなのね……
ルート概要
距離:12.0km 累積標高:1350m 標準コースタイム:8時間30分(休憩含めず)
山王峠までは湯元温泉に抜ける歩道なので、木の階段等まで整備されています。山王峠からは道は狭くなりますが、ピンクテープもあって道は明瞭です。
山王峠に5台ほどの駐車スペースがあるので、そこから登ると太郎山を最短で登れます。今回はGW中だから混んでいると思って避けたのですが、ちょうど下山してきた方の1台のみでした。
風速が17m/sで雨も降ったから誰もいなかった!
今回のGW天気良かったのに、何でそんな日に当たるんだよ……
駐車場から山王峠へ
光徳駐車場は山と高原地図によると100台駐車可能のようですが、本日は3台ほどで、登山の方はいない様子でした。車をGoogleの消しゴムマジックで消したので影だけ残っております笑
男性トイレが使えませんが、多目的トイレ(今はこう言わないのか?)を使用できます。女性トイレは使えます。綺麗なトイレです。
しばらく舗装路を歩きます。写真の中央に写っている白い建物は光徳公衆トイレです。トイレが豊富なので、駐車場のトイレが混んでいたらここを使うといいかもです。
ここが今回の登山口です。こちらは光徳から湯本温泉に抜ける歩道です。 その一部である山王峠までの2kmほどの道を使わせていただきます。
道はかなり明瞭で、木の階段などが整備されています。途中にお尻がもふもふな小鹿がいて、道案内をしてくれました。 ピョンピョン跳ねる姿が可愛かったです。
山王峠までの中間点ぐらいまで来ました。 急に開けた森の中といった感じになりました。
さらにしばらく進むと、白っぽい木肌をしたダケカンバという木々が生い茂る森に入りました。シラカバに似ていますが、案内板によると生息域が微妙に違うそうです。
クマササが生い茂ってきました。他に人の気配もないので、熊鈴を鳴らしながら進みます。
山王峠に到着しました。湯元光徳線入口からほぼ2kmぐらいです。
山王峠〜山王帽子山へ
山王峠にはベンチまでありました。後ろに写っているのは於呂具羅山です。個人的に気になっていて登ってみたい山です。
ベンチのところから少しの間、木道があります。目の前がこれから登る山王帽子山です。山王帽子山の隣に太郎山が少しだけ見えるのですが、カメラワーク下手すぎて見切れてしまいました。
湯元光徳線とお別れして、山王帽子山と太郎山方面に向かいます。急に道が細くなります。
奥鬼怒林道に出ました。 こちらにも駐車スペースが5台ほどあるのですが、 ガラガラでした。GWだから満車だろうと思って、光徳駐車場から歩いてきてしまいました。
太郎山への入口は思いのほか地味な感じです。でも、知る人ぞ知る感じでそれもいいですね。
山王帽子山の登りは、一気に300mぐらい登るので急坂でキツいです。このような大きな段差の場所もあります。
最初はつづら折りっぽく登っていくのかなと思いきや、直登のところが多くて驚きでした。樹林帯なので、風が強くても大丈夫でした。
山王帽子山の山頂が近づくとクマザサの道になります。
山王帽子山に到着しました。 写真では伝わりませんが、かなりの強風です。この日は南東の風だったので、ちょうど男体山の方から吹いている感じです。
山王帽子山〜ハガタテ薙分岐へ
山王帽子山から太郎山が見えました。 9割方が樹林帯なので、稜線に近づいた時点で強風なら撤退しようと思いました。撤退大歓迎な登山スタイルなので、無理に山頂は目指していません。
山王帽子山と太郎山の鞍部に向かいます。この辺りは風がなく、山王帽子山で着込んだ防寒着が暑いです。
道は細いですがピンクテープもあるので分かりやすいです。帰りに登ることになる下りなので、あまり下って欲しくないのに容赦なく150mほど下り続けます。
コルにはちょっとした平らな休憩スポットがありました。 ここからまた小太郎山まで300m以上登ります。
少し登るとハガタテ薙分岐に到着しました。 分岐といっても、一般登山道はここで分岐はしていません。 ルートがある方面にはロープが張ってありました。20年以上前に閉鎖されたルートのようです。ちょっとロマンがあります。
ハガタテ薙分岐〜太郎山へ
樹林帯を進みます。時々、雪が残っていますがチェーンスパイクなどは必要ありませんでした。
特に迷いやすいというところはありませんでしたが、「ここは入り込まないようにね」というところには、このようなロープが整備されていて親切です。
このようにところどころに雪が残っているのですが、前に行った方々の踏み固められた足跡の上に足を乗せて進みました。
ついに小太郎山と太郎山の稜線に出ました。 一気に風が強くなります。風速は10m/sぐらいで、一時的に予報通り17m/sあるかないかぐらいです。ちょっと樹木があるので風を遮ってくれます。
男体山が見えてきました。改めて天気悪いなぁ。
小太郎山の山頂に到着しました。太郎山の西峰ともいうようです。 小太郎山の展望はバッチリでした。 天気が良くないのが悔やまれます。
左から女峰山、真ん中が小真名子山、右が大真名子山です。女峰山って山容がかっこいいですよね。
日光白根山もかっこいい。白根山は少し雪が多めです。
男体山は北側から見たのは初めてで大興奮!大抵、中禅寺湖越しの南側からか、いろは坂のある南東ぐらいから見ることが多いです。北側から登るルートもあるので登ってみたいです。
小太郎山から太郎山までは山と高原地図に「ヤセ尾根」と書いてあります。風も強いので注意していきます。
階段状になっていて、左下から右上へよじ登ります。トラバースしながら登るので下る方が嫌でした。
剣ヶ峰と書いてある岩場は、大きなガバ(ガバっと持てるホールド)があるので、そこを持って階段状に下る感じでした。上の岩場と剣ヶ峰の岩場は他の山だったら、鎖までいかなくてもロープはありそうな感じです。
20mぐらいの間、このように少し崩壊してるところがありますが、道は細いですが安全に歩けるぐらいの幅で残っています。
幸いなことに太郎山に近づいても樹木があり、風を遮ってくれました。 これは男体山だったらもっと風に吹かれていたと思います。
太郎山の新薙方面に下る道にある、「お花畑」という場所です。こちらは山と高原地図にお花畑なのに、「花は期待できない」と書いてあって、ちょっと面白かったです。夫はヘリポートだと思っていました。
周回する場合はこちらの新薙のほうに向かいますが、今回はピストンなので太郎山に行ったあと、またハガタテ・光徳の方へ向かいます
太郎山って意外と岩岩しています。今はジェンダーの押し付けをしてはいけない時代ですが、人間じゃないのでいいですよね……太郎山、男らしいぞ!
太郎山の山頂に到着しました。もう一つの山名板が、風でバタバタして吹っ飛びそうでした。早々に山頂から撤退して、小太郎山との間の風を凌げる場所でお昼を食べました。
まとめ
太郎山行けたの嬉しい!初心者の頃は日光ファミリーは手強くて無理だったよ!
ふふっ、日光ファミリーで父が一番登りやすいのちょっと面白い。
確かに父が一番手強い感じするもんな。
太郎山はまた天気のいい時に再チャレンジしたいです。展望があんなにいいのに、どんより曇り空だったのはちょっと悔しいです。
大真名子山と小真名子山も行ってみたいです。北側から男体山も登ってみたいし、女峰山の別ルートも行ってみたいですが、山は逃げないので無理せずに楽しみたいと思います。