当ブログにご来訪いただき、ありがとうございます。パニック障害由来の閉所恐怖がある私がおすすめするテントを紹介します。実際に使ってみて、とてもいいと思ったので書かせてください。
その角度からテントをおすすめしてくると思わなかった!
テントは軽さとか耐久性だけじゃない!
パニック障害の方は「逃げられない」や「閉じ込められた」と思う状況でパニック発作を発症してしまう方も多いと思います。私もそうなのですが、今回買ったテントはそんな不安を少し和らいでくれるようなポイントがあります。
テントの紹介でもあるので、閉所恐怖と関係ない部分もありますが、読んでいただけると嬉しいです。
おすすめポイント
今回買ったテントはMSRのハバハバシールド2です。3シーズン用の自立式ダブルウォールテントで2人用です。他に1人用(ハバハバシールド1)と3人用(ハバハバシールド3)もあります。
海外のメーカーなので円安の影響もあって、新品だと88,000円とかなり高価なので、私達は中古で買いました。中古だと新品の70%ぐらいで購入できました。
収納サイズ | 46×11cm |
インナーテントサイズ | 長辺213cm×高さ101cm×短辺127cm |
総重量 | 1470g |
定員 | 2 |
入口数 | 2 |
①居住空間が広く感じる
だいぶ前に買ったモンベルのステラリッジテント3のインナーテントサイズが、長辺210cm×高さ110cm×180cmなので、長辺と高さはそこまで変わらないですが、短辺が約50cmほど狭くなっています。
それなのにすごく居住空間が広く感じました!
えっ!狭くなってるのに広いってどういうこと!?
ポールに対して90°にクロスするポールがあるおかげで、傘をさしたかのような広さを感じます。また、両方に角がないことも天井が高く広く感じる理由かもしれないです。
外からの写真だとあまり伝わらないと思うので、テントの中から撮ってみると……
天井がすごく高く広く感じます。テントは天井の圧迫感みたいのを感じるものですが不思議です。
視覚トリックなの?どうして広く感じるの?
考えながら描いていた略図で、サイズは合っていないので、イメージ図として考えていただきたいのですが、ハバハバシールド2は寝ている人に対して、X字ではなく十字にポールが入るから広く感じるのでしょうか。
広く感じられる工夫がいろいろあるね!
「圧迫感を感じにくい」のは閉所恐怖の安心ポイント!
②ドアが2つあって開放的
2人用テントで長辺に1人1つずつドアがあるのは本当に最高です。横になると目の前にドアがあるので、かなり開放的です。
最近は2ドアも増えてきましたが、「ドアを増やそう」と思ってくださったメーカーの方に感謝!
2つのドアは対角線で開くようになっており、上部はメッシュ生地になっています。
2つのドアを開けると風が通るので、日中でもテント内で過ごせました。今までは標高2,000mぐらいの山だと日中はテント内が暑くて、外で過ごさざるを得ないことが多かったので嬉しいです。
1人1ドアだと気兼ねしないし、開放的だね!
「いつでも出られる」というのは閉所恐怖の安心ポイント!
③前室も2つあって広い
テントの前室とは、家でいうと土間のようなもので、靴を置いたり荷物を置いたりする場所です。天気の悪い日だと、前室でご飯を作ることもあります。
前室は幅66cmほど使える上、それが各ドアの前にあり、広くて便利です。60Lのリュックが横にして置け、さらに登山靴とストックが置けるぐらい広いです。
雨が降ってきたら、外側のフライシートを閉じて、インナーテントのドアをフルで開けるとかなり広く感じます。
私がギリ体育座りできるぐらいの広さだった!
前室が広いと雨の時も圧迫感を感じにくいね!
④風に強くて耐久性が高い
イーストン社のサイクロンポールという航空機グレードの複合素材で作られたポールなので、弾力性が高く、強風などの力が加わってもその強さに合わせて曲がるので風にも強いようです。
また、耐水性の高い縫製によって、シームテープがないので、シームテープの剥離のトラブル解消や軽量化にもなっているようです。
詳しくはMSRのハバハバシールド2のHPをご覧ください!
閉所と関係ないからって投げやがったな……
今回は風もなく、雨も少ししか降らなかったので、この項目に関してはまだ実感はありませんが、今後気づいたことがあったら追記します。
⑤吊り下げ式で設営が早い
ハバハバシールドは吊り下げ式のテントです。吊り下げ式テントは最近珍しくもないので、サラッと書きますが、ポール差し込み式(スリーブ式)と比べると簡単で早いです。
デメリットポイント
使ってみてのデメリットポイントもお伝えしたいと思います。
①混んでいるテント場に不向き
ドアが2つある上、前室も広いので、混み合うテント場ではメリットを十分に発揮できなそうです。ドアがどちらかしか使えないとか、前室を少し小さくせざるを得ない場合もありそうです。
私達は今までそんな混んでいたテント場は経験がないので、そういう時は譲り合って張るしかないので仕方ないですね。
居住空間が広く感じるのは変わらないからいいと思う!
②メッシュの部分は閉められない
以前のモデルのハバハバNXよりもメッシュの部分がかなり少なくなったのですが、モンベルのステラリッジのようにメッシュの部分がダブルファスナーになっていないので、メッシュの部分を閉じることができません。
ドアだけではなくて横にも少しメッシュがあるので、標高が高いところでは少し寒そうです。風が強いとインナー内にまで少し風が入ってきそうです。
テント選びに失敗した時もメッシュで困ってたよな……
ダブルファスナーで閉められるといいなぁ……
閉めなくてもよくない?(閉めたくない)
まとめ
ハバハバシールド2は山岳テントとして高得点を軽く取ってくるタイプです。
ULスタイルの方には重いこと、海外メーカーなので新品だと高いこと、デメリットに書いたことが人によって減点対象かもしれません。
開放的というのは、裏を返せば、少し寒いとか風が入ってくるということはありますが、防寒対策をバッチリして行くことでなんとか頑張りたいと思います。
今回は閉所恐怖の私が「これはよかった」と思った、テントの紹介なので、別記事で私がやっているテント泊の不安への対処的なことをまとめたいと思います。
恐怖があっても、やりたい気持ちを大事にしたいね!
自分に合った方法を模索していけばいいね!