燕岳に行けなかった夏

日常のこと

当ブログにご来訪いただき、ありがとうございます。うつが明けた頃、世間はお盆休みでした。今年は燕岳に行こうとテント泊の予約を入れていました。

ぽて
ぽて

予約を入れた日に台風が来ちゃった!

ぶーちゃん
ぶーちゃん

天気ばかりは仕方ないよ!

本音を言えば、行けなくなった時に少しほっとしました。ずっとうつ期間だったのもあって、テント泊に対して全くポジティブな想像ができませんでした。

また、私は何かに恐怖を感じると、それを何回も脳内でリピートするというか、恐怖に固執する癖があって困っています。

以前は出かける時に戸締まりが出来ていないことや火事に繋がることが恐怖だったのですが、今は山でのいろいろな出来事に恐怖を感じ、あまり山に対してポジティブに思えなくなっています。

ぽて
ぽて

それにバスが怖すぎて……

燕岳に登るには、穂高駅周辺の駐車場から中房温泉(燕岳登山口)まで、バスかタクシーに乗る必要があります。中房温泉には駐車場があるのですが、お盆休み中など連休中はすぐにいっぱいになってしまうようです。

ぶーちゃん
ぶーちゃん

バスは絶対混んでるよね!タクシーは2人だとお金かかるし!

夫

バスかタクシー4人乗り合いどちらかにしよう!

そのような事情から、燕岳のことよりも登山口までのバスやタクシーのことばかり考えていました。バスやタクシーに乗るのに困難があると、スタート地点にさえ立てない訳です。

「まあ、どうにかなるだろう」とはなかなか思えず、嫌なイメージを執拗に想像し続け、それは元々不得手思ってい「縦走」ということ自体、「山に泊まる」こと自体にまで急速に波及していきました

ぽて
ぽて

そんなこと考える自分も嫌だ……

燕岳から大天井岳、常念岳、蝶ヶ岳の縦走は夫の希望で、3月頃にお盆休みの燕岳のテント場の予約が取れてから、夫も私もずっと楽しみにしていたのです。(少なくともうつになる前の私は)

しかし、戸締まりを気にしすぎて外出ができなくなった以前のように、私の頭の中にある「恐怖」の雲がなかなか取れません

何回も何回も最悪なイメージを繰り返し想像し、そこに実際にあった嫌だった経験まで混ざると、脳は現実と想像の境界が曖昧になり、洗脳にかかったかのように簡単に騙されちゃうんだなと感じます。

ぶーちゃん
ぶーちゃん

「楽しみ」から「恐怖」になっちゃうんだね!

セルフ認知行動療法で、どこまで恐怖を軽減できるか、9月中旬のテント泊までに間に合うのかも正直分からないです。

ただ、不安や恐怖によって自分をネガティブな意味でも変えられるように、その逆もできると思っています。

うつは楽しみまで奪ってきますが、全力で奪い返してやろうと思います

燕岳山頂

このページのトップ画像は、私が撮ったものではなく、フォトACのフリー画像です。行こうと思っていたのに、初めて山頂の写真を見ました。私がものすごく恐怖していた山はこんなに綺麗な山なのですね。

タイトルとURLをコピーしました